好酸球性副鼻腔炎の日記

鎮痛剤が全く使えない人の副鼻腔炎との付き合い方

⑧術後3日目

こんにちは。ふくびです。

訪問していただき、ありがとうございます(^ ^)

アスピリン不耐症持ちが副鼻腔炎の手術を受けた記録です。

 

術後3日目の朝。

 

恐ろしく眠れなかった…

 

麻薬の点滴がなくなり、痛みを誤魔化す手段が無い初めての夜。

頬と額が、チクチクチクチク痛い。

激痛では無いけれど、例えるなら針を持った小さい人がずっと刺しているような痛み。

そして時々、ズーン…と重くなる痛み。

 

ガーゼ抜きのせいもあるかもしれない。

痛い、とにかく痛い…

眠れない。

今、何時だろう?と思って時計を見ると、1時間も経っていない。

長い、朝までこの痛みに耐えられるかな⁇と不安になる。

夜中3時頃、とうとう耐えられず、ナースコールを押した。看護師さんに痛みを伝えると、「何か対応できるか確認してみる」との事。

数十分後、看護師さんが戻ってきた。

 

「ふくびさんは、通常の痛み止めが使えないので、担当の麻酔科の先生に確認してからじゃないと何もできないんですが、朝にならないと連絡がつかないんです。」

 

要は、何もできないって事か。

 

「温めるとか、冷やすとかしますか?」

と看護師さん。

直感で答えた。

「冷やすものをください…」

 

アイス枕をもらい冷やすと、しばらくして痛みが引いてきた。

朝方5時頃、やっと眠れた。

 

痛みと闘っている最中に、もう一つ身体に異変が起こっていた。

 

額の辺りに違和感があるなぁと思っていると、その違和感が眉間辺りに移動する。

そのまま仰向けで横になっていると、ズズっと鼻から喉の方に何かが落ちてきた。

 

慌ててティッシュに吐き出し、何だろう⁇と見てみると大きなナメクジのような塊。

何だか、繊維に見える部分もある。

 

これが、溶けるガーゼ⁈

 

しばし観察をしていた。

 

この塊が何度も出る。

痛みはあるし、ナメクジは落ちてくるしで、最悪の夜だった…

 

朝方眠り落ち、2時間程経つと、朝食がきた。

そうだった。

がんばってご飯を食べるんだった!

なんとか半分くらい食べた。

 

 

食事と朝の体調確認が終わり、今日から鼻洗浄を始める。

生理食塩水を専用ボトルに入れて、洗面台へ。

お手本では「えー」と言いながらするんだけど、四人部屋で他の患者さんもいる。

小さな声で「えー」と言いながらボトルをプッシュ。まずは左の鼻から。

普通は左から入れたら右の鼻から水が出るはず。

だけど、左から入れてもそのまま左の鼻から溢れた。

その溢れた水に混じって、夜中に喉に落ちてきたのと同じナメクジ達も出てきた。

右もやってみたら、同じだった。

 

鼻洗浄は痛みもなく、スムーズに終わった。

そして何より、すごくスッキリした。

 

痛みはあるけれど、ガーゼ抜き→鼻洗浄とどんどんスッキリ、顔が軽くなっていく。

それが、たまらなく嬉しかった!

鼻洗浄をすると、いい方向に向かっていると実感できたので、夕方の鼻洗浄が楽しみになった。

 

痛みはずっと続いていたけど、麻薬が再開される事はなく、アイス枕を交換しながら凌いでいた。

熱もいつもより高く、38℃ほどだった。

鼻に綿球を詰めたままだけど、呼吸はしやすくなり、日中は快適に過ごせるようになった。