好酸球性副鼻腔炎の日記

鎮痛剤が全く使えない人の副鼻腔炎との付き合い方

嗅覚障害と育児①

好酸球副鼻腔炎患者・ふくびです。

好酸球副鼻腔炎と診断されるまでの身体の変化などについて書いています。

同じような症状にお悩みの方の参考になれば幸いです。

 

原因不明の気管支喘息から始まり、アスピリン喘息、嗅覚障害を25歳から28歳の3年間で立て続けに発症。

 

正直、発症によってかなりのストレスを感じていたし、結婚生活は夫の両親・祖母との同居だったため、そちらのストレスもあった。

 

その頃は体調不良を抱えながら、不妊治療も同時進行していた。

今振り返ると、随分と無理をしていたと思う。

それでも、体調が悪い時、気分がすぐれない時は休む事ができた。

 

不妊治療は、29歳まで続けた。

そこで、夫と話し合い、病院での治療はやめる事にした。

不思議なことに、治療をやめたとたん、自然妊娠した。30歳になったばかりの時だった。

 

少しだけ、妊娠によって体質が変わって、匂いがわかるかな?と期待したが、匂いがする事はなかった。

妊娠中は仕事もせず、ゆったり過ごしていたため喘息症状や偏頭痛などに悩まされる事はなく過ごせたし、待望の赤ちゃんという事でとても大事にされ、とても太ってしまった。

 

出産は、子宮に奇形があるため、自然分娩はできず帝王切開での出産になる事、早産の危険性・アスピリン喘息もあるので大きな総合病院にお願いした。

手術は無事終わり、赤ちゃんも元気に産まれた。

帝王切開後の痛み止めは、モルヒネだった。

特にトラブルもなく、退院した。

 

出産すると、体質がかわるかも⁇と再び淡い期待を持っていたが、またもや叶わず、嗅覚は戻らなかった。

 

育児が始まると、匂いがしない事でオムツの交換が遅れたりした。

しょっちゅうオムツの中を覗いてチェックしたりしていたが、外出先でうんちが漏れている事に気付けず、気がついたら時には私のジーンズまでウンチが染みていたりした。

夜泣きによる寝不足でボーっとしながら料理をしていて、焦げ付いているのに気づかず、煙が出てから慌てたりした事もあった。

 

ママ友と話をしていると、赤ちゃんの匂いとか、うんちの匂いとかの話になる事も多かった。

赤ちゃんの匂いは、とてもいい匂いで幸せになるとか聞くと、少し悲しくなってしまった。

我が子は、どんな匂いがするんだろう?

 

匂いがしてればな…と落ち込むばかりだった。